S2 シングル最終894位(レート2032) イルカマンリターンズ

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どうもぎんしゃりです。S2お疲れ様でした

目標にしてた3桁入りを無事達成出来たので構築記事を書こうと思います。

 

[構築経緯]

 

前回惜しくも3桁達成出来なかったのでリベンジしたく今期もイルカマンから構築を組むことを決意

前期のイルカマンを使った経験から

  1. S1で大暴れしたカイリューとサーフゴー
  2. ビルド型イルカを使う上で障害となる天然勢
  3. 素早い特殊アタッカー
  4. イルカマンが殴り倒せない物理耐久お化け
  5. 突然のテラスタルによる出落ち

 

上記から複数の要素に強い取巻きを採用すればイルカマンを活躍させつつ安定して勝てるのではないかと考えた。

まず耐久に振れば上記全てをやんわり見ることが出来る火ロトムを採用、ロトムが苦手なウルガモスサザンドラに強く135を満たすバンギラス、終盤大量発生した水ロトムに強く234を満たすサザンドラ

 

残り2枠に相手に圧力をかけ、型の多さからパーティーの穴を埋め、終盤の環境変化にも対応出来るカイリューとサーフゴーを採用し一先ず構築を完成とした。

終盤サーフゴーの練度が低く選出した試合全部負けたので別の勝ち筋を作れるブリムオンに変更

 

[並び]

 

 

[個体紹介]

 

◆イルカマン マイティチェンジ 

       格闘テラスタル パンチグローブ

 

ジェットパンチ/冷凍パンチ/ドレパンパンチ/ビルドアップ

意地 変身後

191(124)-220(156)-140(180)-113-113(44)-121(4)

調整意図 B:陽気鉢巻ガブリアスの逆鱗確定耐え

     D:H252にしたときと同じくらいの耐久になるまで

     残りをAに余りをS

 

前回に引き続きパーティーのエース

強みは前回の記事に書いたので今回は軽めに紹介

前期よりもBに振ることでナイーブフォルムのまま戦える相手が増えており、初手にくるガブリアスやセグレイブは倒すもしくは次サイクルのジェットパンチ圏内まで持っていくことが出来る。

また変身後は環境トップであるカイリュー含め物理アタッカーの大半に殴り勝てるのもこの型の強み(特に対ドドゲザンは格闘テラスタルのおかげで圧倒的に有利)

 

持ち物も以前に引き続きパンチグローブで、カイリューやサーフゴーのゴツメ持ちがメジャー化したおかげで当初の予定より遥かに活躍していると思う。定数ダメージ無視のおかげで鉄壁アーマーガアにもppの関係上殴り勝てる(3勝)

弱点はラウドボーンに勝てない点

 

 

ヒートロトム 浮遊

        鋼テラスタル かえんだま

 

ボルトチェンジ/イカサマ/トリック/かいでんぱ

図太い 157(252)-76-159(140)-125-142(116)-106

調整意図 剣盾の伝説環境で起点要因に使っていた水ロトムの調整をそのまま 基本的になんでも耐える

 

本構築のMVPその1 イルカマンの相方としてこれ以上いないくらいの活躍をしてくれた名脇役

技構成はボルトチェンジ、オーバーヒート、鬼火、トリックにしようと考えていたが命中不安や拘りアイテムによる立ち回りの窮屈さが気になったので

対面操作出来るボルトチェンジ、命中安定ラムの実ケアしながら火傷にするトリック、起点にされない為のイカサマかいでんぱとした。

イカサマはきょけんとつげきしか有効打のないセグレイブや火傷しつつも強引に積んでくるガブリアスカイリューに刺さったり、ロトムがトリックして困る拘り鉢巻とも相性がよく非常に使用感が良かった。

かいでんぱの採用は珍しいが対クエスパトラやラウドボーン、ウルガモスで非常に役に立ったので必須クラスと感じる程。

 

  1. エスパトラ:後続で処理しやすくなるだけでなくバトンタッチにもリスクを付ける
  2. ラウドボーン:食べ残し型ならフレアソングが受かり火炎玉を渡すことでテラスタルにもリスクを付け後続で処理しやすくなる。チョッキや隠密マントもいるのでトリックよりもかいでんぱから使う方がいい
  3. ウルガモス:cダウンさえ出来ればバンギラスやイルカマンで容易に処理出来る

他にもハラバリーやジバコイルにも有効でボルトチェンジで逃げる際にトリックやイカサマで後続に負荷をかけることも出来る

オーバーヒートを抜くことで対サーフゴーがキツくなるがそもそもサーフゴー側が火ロトム相手に居座る訳もなくバンギラスサザンドラで勝てるため大して気にならなかった。

ラスタルはドラゴン勢に強く浮遊と相性のいい鋼とした。

この子の荒らし具合で勝負が決まるので技選択は非常に慎重に選択した。

命中不安を解決したロトムが弱い訳がないのだ。

 

 

バンギラス すなおこし

       フェアリーテラスタル 食べ残し

 

岩石封じ/かみくだく/テラバースト/まもる

(途中まで竜舞ロクブラのイカサマダイス型で使用)

意地 207(252)-196(196)-130-97-120-89(60)

調整意図 S:s操作1回で準速カイリュー抜き

 

相棒枠 現環境が固まりカイリューやサーフゴーが暴れてる今なら戦えるのに未だに初期のイメージで600族最弱扱いされてることに腹が立ち採用を決めた

上位勢は弱いと言いつつ処理ルートを考えているので通用し難いが中堅層は謎の余裕から対策を怠ってる人間だらけなので竜舞してるだけで勝てるeasy-win量産マシーンと化していた

 

終盤上位に竜舞型が警戒されない訳がないので最終日には岩石封じによるSサポートや砂ターン管理や相手の様子見の出来る守るを採用

 

持ち物は余っていたので食べ残し。食べ残しを持ったバンギラスのテラスタル誘発力は高く、まもるの様子見とも噛み合いが良かった。

 

ラスタルは格闘テラスタルしてくるクエスパトラやコノヨザル、ドラゴンを意識してフェアリーとした。対ドラゴンに余裕があるなら飛行のがオススメ

 

よくバンギラスはテラスタルと相性が良くないと言われるが、基本的に物理で攻撃されるので特防ダウンや砂自傷のデメリットよりもタイプを変えて弱点変更するメリットの方が大きいので使い方次第と思った

 

 

サザンドラ 浮遊

       鋼テラスタル 突撃チョッキ
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流星群/悪の波動/ラスターカノン/蜻蛉返り

控えめ 

175(60)-112-111(4)-178(132)-128(140)-140(172)

調整意図 H:砂嵐やステロのダメージ最小

     D:臆病ロトムのフェアリーテラバースト確定耐え

     S:準速86族抜き抜き(キラフロルやロトム)

     残りをCに余りをB

 

本構築のMVPその2 アタッカー、クッション、対面操作とヒートロトムとは別ベクトルで構築に必要な存在

持ち物は水ロトムに後投げする回数を増やせるようにチョッキ

天然勢や終盤大量発生した水ロトム入りには必ず選出した。先発で出落ちを防ぐ為に耐久に振ったがここまで振ることでタイプ不一致のフェアリー技やサザンドラミラーの流星群を耐える(眼鏡は流石に厳しい)

対サーフゴーもスカーフの場合ゴールドラッシュを耐えながら下から倒せ眼鏡の場合も耐えて上から2発で沈めることが出来る

 

技選択は最大打点の流星群、安定打点の悪の波動、対フェアリーテラスにラスターカノン、対面操作出来る蜻蛉返りとした。

ラスタルロトムと同じ理由で鋼とした。フェアリーや氷に耐性がつくのも理由

 

パーティーの補完枠で採用したが選出率は多分ロトムと並び同率1位 眼鏡やスカーフも使った事があるがチョッキが断トツで使用感が良かった。

 

 

カイリュー マルチスケイル

       飛行テラスタル 拘り鉢巻


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テラバースト/神速/地震/けたぐり

意地 191(196)-204(252)-115-108-120-108(60)

調整意図 H:定数ダメージ最小でできるだけ高く

     残りをS

 

どの型も強いがメジャーなカイリュー対策としてステロやバンギの砂も考えると瞬間火力のでる鉢巻型で採用

鉢巻型はノーマルがメジャーだが構築で重いドラパルトも倒せるように飛行テラスタルにした。飛行テラバーストの破壊力は凄まじくヘイラッシャやラウドボーンにすら半分近く入る

残りの技構成は最強クラスの技神速と飛行タイプを半減にする鋼を意識して地震とけたぐりを採用した。

 

飛行テラバーストの破壊力に酔いしれてたら最終日に竜テラス逆鱗のカイリューに出会って泣かされた

 

 

◆ブリムオン マジックミラー

       ノーマルテラス オボンの実
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マジカルシャイン/サイコショック/いやしのねがい/トリックルーム

控えめ HC252

最終日の夜にスクランブル登板した子

上位にスカーフサーフゴーの一貫を作るのは自分のプレイングでは無理と悟り、ドラゴンの一貫を切りつつ別の勝ち筋を見いだせるブリムオンを採用

 

練度が低く選出出来ないにしてもサーフゴーと同じくらい選出画面で嫌がらせ出来るのも評価ポイント

 

技構成はタイプ一致技のマジカルシャインサイコショック、パーティー全体が中速鈍足なので活かせるトリックルーム、高速回復手段のないパーティーなのでいやしのねがいとした。

サーフゴー意識でサイコショックはマジカルフレイムかほっぺすりすりにしたほうが良かったかもしれない

急遽パーティー入りしたが大活躍してくれ3桁達成に大きく貢献してくれた。さいきのいのりが注目されているが耐久ポケモンには全回復出来るいやしのねがいの方が使いやすいと感じた

 

サーフゴー君はよくいるスカーフ型なので割愛

せめて写真だけでもとブリムオンの枠に友情出演

 

[基本選出]

まずエースのイルカマンが通せるかどうかの確認

天然持ち複数、受けループ、バトンパには選出しない(イルカマンを出せない時のエースは大抵カイリュー)

次に相手の特殊アタッカーによってバンギラスサザンドラかを選ぶ ウルガモスサザンドラならバンギ、ロトムやサーフゴーならサザンドラを選択していた

 

基本的に先発はイルカマンだが相手にクエスパトラ、コノヨザルがいるときはヒートロトムから、ドラパルトやゲンガーがいる場合はバンギラスから入る(守るを駆使して型確認や襷削り)

キラフロルの時はサザンドラから

 

対受けループでは崩せる駒がカイリューくらいしかいないので情報収集される序盤から一気に仕掛けに行くように心掛けた

 

選出とは関係ないがこのパーティはブリムオン以外全員拘りアイテム所持者に見えるので、そこをケアした動きをされることが多く立ち回りやすかった

実際鉢巻イルカや眼鏡サザンの場合即試合が終わるのでケアするのは仕方ない

 

 

[重いポケモンや構築]

  1. バトンパやオニゴーリ 最終日殆ど負けた。相手はさぞ楽しかったに違いないが割り切っていたので仕方ない(余りに多いとブリムオンの枠が呪いミミッキュに変更してた)
  2. オノノクス 人によってテラスタルも運用も違う上に特性依存の耐性持ちが多いのでパーティーが半壊させられる イルカマンの変身次第
  3. ドラパルト どうしても選出択が発生するので対戦前から割り切る 

 

[感想]

新旧相棒ポケモンバンギラスとイルカマン入ってる構築で3桁&レート2000超達成出来て大満足のシーズンとなりました とはいえ構築の完成度は全然納得いってないのでこれからも頑張っていきたいです。

 

今月からパラドックス解禁ということでこの記事の需要はないかもしれませんが少しでも参考になれば幸いです。最後までご視聴ありがとう御座いました。

 

 

<追記>

なんとS2パンチグローブがスカーフ抜いて持ち物使用率2位でした。少しでもイルカマンの型開拓に関わることが出来て嬉しいです。
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