S4 シングル最終552位-R2007 イルカマンは遅れてやってくる


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どうもぎんしゃりです。S4お疲れ様でした。

結構納得のいく構築が出来、結果も良かったので構築記事を書こうと思いました。


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メイン 1085位 R1953

サブ  552位 R2007 

 

[構築経緯]

まず今シーズンも相棒のイルカマンから構築を組みました。

イルカマンを使う上で厄介なのがヘイラッシャなどの物理受けやハバタクカミ·テツノツツミなどの高速特殊アタッカー達で、S3の上位イルカマン構築では食べ残しやチョッキを持たせることで解決していました。

しかしイルカマンにはもう1つ重大な弱点があります。それは皆さんご存知変身前の姿ナイーブフォルムです。これを誤魔化すために優秀な引き先を用意するわけですが、ナイーブフォルムで1度は対面する以上積み技、設置技、交換先への負担と相手有利の状況になるのは避けられません。

SV発売からある程度経ち対戦環境に慣れてきた猛者に先発ナイーブフォルムは余りにデメリットが大きい…

そこで今回は苦手な相手を克服する方向ではなくイルカマンの変身へのリスクを減らす構築を目指しました。

 

 

変身リスクを抑えるにはこちらが有利、つまりナイーブフォルムでも有利な場面を作りたい

しかし当然相手は先発イルカマンを想定して選出するしそもそもナイーブフォルムでも有利な場面なんて…

 

閃きました レッドカード対面操作技を組み合わせればイルカマンと対面させるつもりのなかったポケモンを削れた状態で引っ張り出せるのでは?と

ついでに裏に潜むヘイラッシャやテツノツツミをボルトチェンジで倒せばEasyWinも狙えるのでは?と

そこで特性「でんきにかえる」で攻撃されることをメリットに変えつつボルトチェンジを打てるレッドカード持ちハラバリーを採用しました。

 

次にハラバリーのレッドカード運だけでテツノツツミを見るのはギャンブル過ぎるので耐久に振り上から攻撃出来るスカーフハバタクカミを採用

 

相手構築にハラバリーを出したくない時(地面タイプとジバコイルやテツノカイナがいる)の先発要員としてクッション役も出来、起点作成もできる火炎玉ヒートロトムを採用

 

カバルドンの欠伸展開やキノガッサの胞子に強くイルカマンが選出し辛い時の物理アタッカーとして食べ残しコノヨザルを採用

 

このままだと毒菱展開が厳しくゴースト技の一貫も切りたかったので突撃チョッキサザンドラを採用し構築を完成とした。

 

 

[並び]


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[個体紹介]

 

◆イルカマン マイティチェンジ

 意地     格闘テラス パンチグローブ


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ジェットパンチ/ドレインパンチ/冷凍パンチ/ビルドアップ

191(124)-220(156)-140(180)-113-113(44)-121(4)

 

調整意図 B:陽気鉢巻ガブリアスの逆鱗確定耐え

 

     D:H252にしたときと同じくらいの耐久になるまで

 

     残りをAに余りをS

 

エースであり相棒。禁伝環境になろうが対戦する限り使い続けると思う。

序盤に色んなアイテムを持たせて戦っていたがいつの間にかグローブを着用していた。

ガブリアスが初手に出てきそうな試合のみ先発で残りは全部後発運用でした。耐久にかなり振っているためナイーブ状態でも一発は攻撃を耐えてくれるので状況次第では逆にクッションにしたりナイーブのまま相手を突破したりもした。

格闘テラスのおかげでドドゲザンに対して圧倒的有利なのが強み

最終日までは急所被弾マンだったが最終日に急所破壊マンにフォルムチェンジしてくれて良かった

流石HERO終盤に強い

 

今期はゴツメカイリューやドドゲザンが増えて環境的には追い風だったかなと

四災来ても強い型と思ってるので是非

 

◆ハラバリー でんきにかえる

 控えめ   飛行テラス レッドカード


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パラボラチャージ/ボルトチェンジ/アシッドボム/身代わり

216(252)-75-137(204)-143(52)-103-65

調整意図 B:意地セグレイブの地面テラス地震確定耐え(意地ガブリアス地震も耐える)

     残りを特性やレッドカードを活かしたかったのでCに

 

今回の構築の要、特性で火力補強しながら相手の裏に負担をかける動きが想像以上に強い

充電状態のボルトチェンジでヘイラッシャやテツノツツミ一撃は勿論、テツノドクガやハバタクカミもナイーブイルカマンのジェットパンチで縛れる状態まで削ったり、他にも不意に襷やマルチスケイル·化けの皮を潰せるので相手の試合プランを狂わせながらイルカマンを展開出来る。残りHPが少なくてもナイーブフォルムからの引き先になるので無駄がない

 

ハラバリーとレッドカードの相性がかなり良く、パラボラチャージの存在により相手は回復阻害をしたいがために地面タイプやチョッキ持ちで攻撃してくるので自然と裏に大ダメージを狙えることになる。

持ち前の耐久力で積んだ相手に投げ退場させる動きも強力だった。

 

また低い素早さ種族値カバルドンやテツノカイナに上から殴って貰え退場させることが出来るのでメリットになる(上から動きたいキョジオーンやヘイラッシャよりは高いのも偉い)

 

技構成はメイウエポンのパラボラチャージ、対面操作技のボルトチェンジ、キョジオーンやヘイラッシャ絡みを崩しに行ける身代わりとアシッドボムとした。クエスパトラやハバタクカミが対面瞑想してくることもあるので読みが必要だが身代わりの枠をかいでんぱにするのもありと思う

ラスタルは草ヘイラッシャの地割れに負けたことがあるのと毒菱展開で数的不利を取りたくない時のために飛行

 

◆ハバタクカミ こだいかっせい

 控えめ    フェアリーテラス 拘りスカーフ


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ムーンフォース/シャドーボール/マジカルフレイム/置き土産

151(164)-65-85(76)-205(252)-156(4)-157(12)

調整意図 H:ステロのダメージ最小

     C:特化

     S:最速コノヨザル抜き

     残りをBに

 

スイーパー兼起点作成も出来る神

このルールで大暴れした最強のパラドックスポケモン。持ち物候補は色々あるが耐久と素早さと瞬間火力を求めてスカーフで採用

 

技構成はタイプ一致のムーンフォースシャドーボール、後続のイルカマンやコノヨザルを補助するためのマジカルフレイムと置き土産

ギミック対策に滅びの歌も考えたが3ターン粘る前に試合を決められるため後続をサポートしやすいように置き土産に 滅びよりも活躍したので変更は正解だったと思う

 

◆コノヨザル やるき

 腕白    飛行テラス 食べ残し


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憤怒の拳/ドレインパンチ/ビルドアップ/挑発

209(188)-135-145(252)-63-110-118(60)

調整意図  H:食べ残し効率最大

     B:特化

    残りをS

上記の配分だと努力値振り切れてないのでAとDに4ずつ振ったほうがいい

 

もう1人のボクサーであり裏エース

個人的に今作の新ポケモンで最強と思っていたので使ってみるとやはり強くタイプ、技、種族値、特性が噛み合って自己完結してるのが偉すぎる

 

ビルドドレパン型なのでイルカマンと似た戦い方になるが役割対象が絶妙に違うので選出段階でイルカマンと迷う事は少なく、なんなら同時選出もよくした

 

飛行テラスにしたのはハラバリーと同じく毒菱展開やヘイラッシャ意識 地面技で拘った相手を起点にするのにも役立った

 

ドレインパンチやビルドアップのタイミングでサーフゴーやミミッキュに引かれる事が多いのでそこに憤怒の拳を合わせるようにしたら一気に勝率が上がった

写真撮る時やる気なのに普通に寝てて笑った

 

ヒートロトム 浮遊

 図太い    鋼テラス 火炎玉


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ボルトチェンジ/イカサマ/かいでんぱ/トリック

 

図太い 157(252)-76-159(140)-125-142(116)-106

 

S2でイルカマンと相性が良かったので調整そのままに続投。ハラバリーが相手にしたくないイダイナキバやガブリアス入り、レッドカードの旨味が少ないパーティ相手の時に選出する。

かいでんぱの使用感は相変わらず良かったがイカサマは警戒される立ち回りが多かったので要検討

 

 

今回も影のMVP

 

サザンドラ 浮遊

 控えめ   鋼テラス 突撃チョッキ


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流星群/悪の波動/ラスターカノン/とんぼがえり

 

175(60)-112-111(4)-178(132)-128(140)-140(172)

 

調整意図 H:砂嵐やステロのダメージ最小

 

     D:臆病ロトムのフェアリーテラバースト確定耐え

 

     S:準速86族抜き抜き(キラフロルやロトム)

 

     残りをCに余りをB

 

上のロトムと同じくS2の調整そのままに採用した。

特殊パラドックスやサーフゴー相手にイルカマンのジェットパンチ圏内まで削る。特防への信頼が高く不意のフェアリー技は勿論、臆病眼鏡テツノツツミの冷凍ビームも抜群ながら耐える程。

ハラバリーがチョッキ持ちに見えるだろう相手から型誤認を誘い拾った試合も少なくない。

テツノツツミの攻撃を耐えても返しの悪の波動では落ちないので注意が必要

 

地味だかロトムと同じくパーティに欠かせない存在だった。

 

[選出パターン]

  • 基本選出はハラバリー イルカマン ハバタクカミ
  • イダイナキバや電気耐性持ちが多い場合はヒートロトムから先発する
  • ヘイラッシャ入りや毒菱構築、カバルドンが相手のときはコノヨザル
  • ウルガモスやラウドボーン入にはヒートロトム
  • マスカーニャやテツノブジンにはハラバリー
  • キラフロルやテツノドクガ、サーフゴー入りにはサザンドラで対応するようにしていた。

 

[重いポケモン]

  1. トリトドン ハラバリーより遅いのでレッドカードが機能せずイルカマンのジェットパンチも打ちづらくなるし欠伸ステロで無茶苦茶にされる
  2. 剣の舞持ちガブリアス 環境の高速化で減少するだろうと思い構築段階で割り切ったが最終日2000チャレンジで当たり見事に負けた
  3. メンタルハーブ持ちドヒドイデ 毒菱も浮遊や飛行テラスで対策していたが毒毒に対しては1番毒の欲しくないコノヨザルの挑発頼みであり非常に苦しい戦いになる。
  4. エスパトラ 重いというより苦手、サザンドラを絡めればもっと楽に戦えたかもしれない 

 

[反省点]

受けループを甘く見過ぎたのとヘイラッシャを重く見過ぎたと思う。攻撃したくないハラバリー、コノヨザル、手持ちに戻る必要のあるイルカマンと毒菱の刺さりが尋常じゃなく毒テラスで回収役を作ればもっと選出の幅が広がったと思う。

 

[感想]

ハラバリーにレッドカードを持たせるという発想からここまで形に出来て結果を残せたので大満足のシーズンでした。四災ルールでも何かしら面白い型を見つけて楽しみたいです。最後までご視聴ありがとうございました。