SVS1 シングル最終1036位 イルカマン:ストロングフォルム



f:id:slrbwy_4:20230106155502j:image
f:id:slrbwy_4:20230105145801j:image

どうもぎんしゃりです。SV最初のシーズンお疲れ様でした。順位はそこまでですがレートは自己記録更新してそうなのとシリーズ最初の構築なので記事にしようと思いました。

 

[構築経緯]

 

イルカマンの見た目性能に魅了されたのでこの子を軸に構築を組むことを決意

イルカマン軸は幸運なことに前作上位の人達からも注目されレンタルパーティーが公開されていたので、試運転し気になる所の改良と当時の流行りの並びやテラスタルの対策に重点を置けばそこそこ戦えるのではないかと考えました。

 

気になる所として超火力とはいえ技選択の不自由さと変身前の脆弱さ、そして何より自分がサイクル構築を使うのが苦手という点

これらの問題点をある程度解消するためにイルカマンをビルド型で採用

次に変身前のイルカマンが対面しやすいマスカーニャや600族ドラゴン達に後投げし易い風船持ちデカヌチャンを採用

 

そしてイルカマンで不安のある特殊アタッカーを相手に出来るよう突撃チョッキセグレイブ、天敵であるヘイラッシャに強く先発適性が高い食べ残しドラパルトを採用

 

残り2匹に環境にガブリアス以外の地面タイプが少ないので通りのいい電気の特殊アタッカーとしてジバコイル、サーフゴーに強く多くの物理ポケモンを起点に出来るウルガモスを採用し構築を完成とした。

(最後の2匹はヘイラッシャに弱くない特殊アタッカー枠で環境が変化するたびに入替えた。最終的にセグレイブや積みポケを意識してラウドボーンに)

 

 

[並び]


f:id:slrbwy_4:20230105204236j:image

 

 

[個体紹介]

 

◆イルカマン マイティチェンジ 

       格闘テラスタル パンチグローブ
f:id:slrbwy_4:20230105204424j:image

ジェットパンチ/冷凍パンチ/ドレインパンチ/ビルドアップ

意地 変身後

207(252)-214(116)-134(136)-113-107-121(4)

 

本構築のエースであり可愛さカッコ良さ強さを兼ね備えた最強ポケモン

 

ここまで耐久に振ることで600族ドラゴン達の物理攻撃を受けながらビルドを積め逆に起点にできてしまう(鉢巻一致技は厳しいがデカヌチャンを挟むことでケア出来る)

 

技構成は専用技であり先制技のジェットパンチ、ドラゴン達に有効打となる冷凍パンチ、攻撃しながら体力管理出来るドレインパンチを選択

 

持ち物は攻撃技3種が全てパンチ技、ガブリアスの鮫肌やアーマーガア等が持つゴツゴツメットを無視出来るパンチグローブとした。

パンチグローブはパンチ技のダメージが1.1倍と低く採用当初は自分でもネタアイテムと思っていたが、ガブリアスの使用率選出率の高さやサーフゴー、カイリューといった不意のゴツゴツメット持ちもケア出来るため採用して正解だったと感じる程には活躍したと思う。

 

テラスタイプは格闘にすることで本来不利なマスカーニャロトム系統に強くなれ更にドレインパンチの回復量が跳ね上がり非常に使い勝手がよかった。

 

メジャーなイルカマンとの差別化点はアマガドオーを一体で崩せる点、特にドオーがどちらの特性でも関係ないのは非常に選出しやすかった。

デメリットは本来有利なラウドボーンとキョジオーンが重くなる点

 

この高種族値で意識外の型なのでビルドさえ積めれば無双出来る最強のエースでした

ヘイラッシャさえいなければ

 

◆デカヌチャン わるいてぐせ

        ゴーストテラスタル ふうせん
f:id:slrbwy_4:20230106001307j:image

はたきおとす/ステルスロック/電磁波/アンコール

陽気192(252)-95-122(196)-81-125-134(60)

調整意図 S:準速カイリュー抜き抜き

                   残り耐久

 

構築の紅一点でありHEROの変身時間を稼ぐヒロインの鑑

 

技構成は完全サポート型にし、ガブリアス等の地面持ちに安心して後投げ出来るようハンマーの代わりに風船を持たせた。

 

イルカマンの相方にデカヌチャンを選んだ理由として

先発でイルカマンを出した場合相手視点こちらが交代するのは目に見えているので相手の取る行動は

  1. 交代先に高火力を叩き込む
  2. 無償で積み技
  3. ステルスロックや身代わりなどの補助技
  4. 蜻蛉返りやボルトチェンジによる対面操作

のどれかと思い、タイプと防御方面が優秀かつアンコールを使えるデカヌチャンなら上記の行動をある程度カバー出来、さらに蜻蛉返りに対しても特性をわるいでぐせにすることでアイテムを没収することが出来ると思い採用に至った。風船が消滅しやすいアイテムなのも好都合

 

型破りも強力な特性だが有効に活かせそうなのがサーフゴーとキョジオーンくらいであり

それよりもアイテム没収による相手の型判別や勝利プランを狂わせる方がメリットがあると判断し、わるいでぐせで採用

 

主なターゲットはマスカーニャ、ドラパルト、カイリュー、コノヨザル、ヘイラッシャ、ドドゲザン、イルカマン、ハッサム、アーマーガア、マリルリ

マリルリ、ドドゲザンはチョッキの可能性が高いので注意が必要

 

この子にテラスタルを使うことはなかったがクエスパトラのアシストパワーにアンコールで縛れるので悪テラスタルのほうがいいかもしれない

 

◆セグレイブ ねつこうかん

       草テラスタル 突撃チョッキf:id:slrbwy_4:20230106024529j:image

つららばり/地震/こおりのつぶて/テラバースト

意地っ張りHA252

 

イルカマンがエースならこちらは切り札

 

特殊アタッカーを任せたかったのでチョッキを持たせたがテラスタルで耐性を変えることで想像以上の硬さだった

技構成も努力値も特に捻りはないがシンプルに超強かった

テラスタイプはキノガッサモロバレルの胞子を透かせヘイラッシャに打点が出るように草を選択したが電気の方が使いやすいと思う。トリトドンに打点が持てるのはよかった。

 

みちづれやキラフロルのどくげしょうを透かすのに何度か素でテラバーストする場面があった

 

シーズン通して麻痺バグや有効急所も少なく、最終日はイカサマダイスや襷持ちか疑うほどの自覚を見せてくれたMVP

 

◆ドラパルト すりぬけ

       鋼テラスタル 食べ残し
f:id:slrbwy_4:20230106121611j:image

ドラゴンアロー/たたり目/鬼火/身代わり

臆病193(236)-126-104(68)-145(196)-96(4)-179(4)

調整意図 H:食べ残し効率最大 

     C:状態異常たたり目でH振りヘイラッシャ高乱数2発

                    S:最速ゲンガー抜き

 

パーティーの便利屋

技選択は上から様子見や補助技を透かすことが出来る身代わり、状態異常を撒きつつ火力を出せるように鬼火と祟り目、最後の枠は火力は出ないが見せることでヘイラッシャを誘えるように物理技のドラゴンアローを採用した

持ち物は鬼火身代わりと相性のいい食べ残し、特性は壁対策も兼ねてすり抜け

 

鋼テラスになることで耐性を変え身代わりを残す動きが非常に強かった

アシストパワー持ちもタイミングを合わせれば耐えて攻撃回数を増やすことが出来る

 

中盤はこの子で大暴れしていたが終盤セグレイブが大量発生したため出番が激減した

 

ジバコイル アナライズ

       地面テラスタル こだわりメガネ
f:id:slrbwy_4:20230106124345j:image

10万ボルト/ラスターカノン/ボルトチェンジ/テラバースト

控えめHC252

 

ヘイラッシャやラウドボーン、キョジオーンに圧をかけつつ裏に負担をかける枠

一応相手視点イルカマンとサイクルしてくるように見えるはず

地面テラスはハラバリーやジバコイルミラーで重宝した

アナライズメガネの超火力は頼もしかったが体力管理が難しく上に行くほど選出機会も減ってしまった

 

◆ラウドボーン 天然

        ノーマルテラス オボンのみ
f:id:slrbwy_4:20230106125627j:image

フレアソング/だいちのちから/なまける/のろい

控えめHB252

 

最終日付近大量発生した壁クエスパトラとセグレイブを見るために急遽投入した枠

技構成はメインウエポンのフレアソング

電気、炎テラスしてくるドラゴンに対して打点となるだいちのちから、体力管理するための怠ける

厄介な相手を流せたりテラスタルでタイプ変更後は要塞化出来る呪いを採用した。

 

呪い発動後にも体力が欲しかったので持ち物はオボンのみ

 

スクランブル登板にも関わらず期待通りの活躍をしてくれたが、おそらくウルガモスが抑制していたサーフゴーの選出率が上がってしまいデカヌチャンのわるいてぐせとの噛み合いが悪くなってしまった感は否めない

 

[基本選出]

まずイルカマンの天敵であるヘイラッシャがいるかどうか確認

いなければイルカマン+デカヌチャン@セグレイブorドラパルト

いる場合ドラパルトは確定として残りは相手のドラゴンを意識して選出を決める。ドラパルト、セグレイブの2体は相手にテラスタルを使わせる力が強いので積極的に誘発させる立ち回りを心がけた。

 

壁展開は相手のエースをドラパルトで削りセグレイブやイルカマンの先制で倒すように立ち回ったが

終盤ラウドボーンが加わり呪いで削るルートも取れるようになった

 

[重いポケモン]

  1. キラフロル 襷型はともかく耐久に振られてるとパーティーが壊滅させられる
  2. セグレイブ ラウドボーンを投入したが当然相手も対策しているので練度の差で負けることが多い
  3. キョジオーン 見かけ上こちらの方が強いので選出率は低かったが出された試合は大半負けた。清めの塩じゃない不届き者が一定数いたがそいつらには有利
  4. 眼鏡ドラパルト イルカマンの体力が残ってるかセグレイブにテラスタルを使うかしないと流星群でワンパンされる。デカヌチャンが眼鏡大文字低乱数なので耐えてはたき落とせば一気に楽になる

 

[反省点]

イルカマンの相方探しに時間を取られ構築を最後まで煮詰めることが出来なかった。

環境の変化にもついていけずメンバーを変え手に馴染む頃には別の流行りになるので、素早く対応するためにも序盤から持っと沢山のポケモンを使っておくべきだったかもしれない

ラスタルは自分が使っても勝確の場面が少ないが相手が使うと負けに直結する場面が多く非常に難しいと感じた。無償で突破出来るからと言って序盤に無闇にテラスタルした試合は負けることが多かったので、詰め筋として使うのが自分には合っていると思う

 

[感想]

最後スレスレで4桁になってしまい悔しい気持ちもあるが構築の不満点や欠点を考えると納得もしてしまい複雑な気持ち

 

とは言えイルカマンをオリジナルの型で強く使えたのは非常に満足してる

HEROの見た目をしたイルカマンがパンチ技主体でグローブして格闘テラスタルするとかカッコよすぎて思いついた自分を褒めてやりたい

個人的にイルカマンは補助技も特殊技も優秀なので今後ますます評価の上がるポケモンだと思う

 

今回上位でイルカマンを使った人が少なかったので不完全ながらも記事にしましたが、これを見て少しでもイルカマンの型開発が進んでくれると嬉しいです。

それでは最後までありがとう御座いました。